この記事ではジャミロクワイでの活躍などで知られるベーシスト、スチュワートゼンダーの使用機材をまとめていきます。

スチュワートゼンダー10代でプロとしてのキャリアをスタート

スチュワートゼンダーは1974年3月18日、イングランドのシェフィールドで生を受けます。父はミュージシャン、叔父はプロのフラメンコギタリスト、姉はパンクバンドのメンバーと音楽一家で育ったゼンダーは幼少期から様々な楽器の手ほどきを受けたようです。

最初に触れたのはドラムとされています。その後14歳でベースをはじめました。フラメンコギタリストの叔父の手ほどきをうけたのだとか。

15歳で通っていたイギリスレディングの「レイトンパークスクール」を奉公されると、母親から2000ポンドをもらい独り立ちします。ちなみに、今はどうかわかりませんが、このときのゼンダーはカネの管理がうまくなかったのか、そのすべてをのちに彼の代名詞となるワーウィックストリーマーベースを購入します。

その後ミュージシャンとしての活動をスタート。有名どころとしては、イギリスのポップカルチャーなどを扱うメディア「NME」の記者サイモンスペンスとカメラマン・マーティングッドエーカーが結成したパンクバンド「Fabulous」のベーシストとしての活動が知られています。

その後1993年、すでにジャミロクワイを結成し活動していたジェイケイに見初められ19歳の若さでジャミロクワイのベーシストに就任。その後、バンドを代表する

「ジャミロクワイ」(Emergency on Planet Earth)1993

「スペースカウボーイの逆襲」(The Return of the Space Cowboy)1994

「トラベリング・ウィズアウト・ムービング 〜ジャミロクワイと旅に出よう〜」(Travelling Without Moving)1996

3作品にベーシストとして参加。

ジェイケイとの確執、ゼンダーの野心の強さ、など諸説ありますが、4作目Syncronizedを制作中に、溝はさらに深まり、ジャミロクワイを脱退。以降ソロアーティスト、セッションミュージシャンなどとして活躍することになります。

たびたび日本にも来ているようで、Bezの稲葉浩志氏のサイドプロジェクト「INABA/SALAS」にベーシストとして参加。最近ではシンガーソングライターのさかいゆう氏の2020年発表作「Touch The World」にベーシストして参加もしています。

ファンクやジャズなどブラックミュージックの影響を感じさせつつも、しっかりとした音楽理論などの土台がないが故の奔放なプレイが特徴的なベーシストです。そのスタイルから、多くのフォロワーを産んでいます。日本ではSuchmosのベーシストHsuこと小杉隼太氏(故)などが影響を公言していますね。

下記にて後述しますが、メジャーで活動を開始してからはドイツのハイエンドベースメーカー・ワーウィックのベースを一貫して使用。一時期はエンドーサーとして、シグネチャーモデルも製作されました。

スチュワートゼンダーの使用機材

さて、下記にて使用機材を見ていきましょう。

ミュージックマンスティングレイベース

10代前半の頃は、ミュージックマンスティングレイベースを使っていた時期もあるようです。先述の通り、のちにワーウィックを入手し、それをメインで使い続けており、そのベースがどうなったか不明。少なくとも、1993年にジャミロクワイが川崎のクラブCittaで演奏していた時には、バックアップ機材として使用していたようです。メイプル指板のスティングレイベースが映っています。

Warwick Streamer Stage II

スチュワートゼンダーは、ミュージックマンの次に、ワーウィックのベースを入手してからは種類こそ異なりますが、ワーウィックのものを長年つかいつづけています。一説によるとワーウィックの販売にかなり貢献したとかしないとか。

彼が最初に入手したワーウィックのベースとされるのが、このWarwick Streamer Stage II です。

2シングルピックアップ、スルーネックというワーウィックのスタンダードな仕様の本機。スチュワートゼンダーはジャミロクワイでの活動時はこれを愛機として、多くのステージに臨んだようです。当時の映像を見ると、かなりの頻度でこのベースを叩くスチュワート・ゼンダーの姿が映っています。ちなみに、ピックアップがPJ使用のStageIもサブで使用していたという説があります。

Streamer Stageii イロコイ色

ジャミロクワイといえば、即興演奏のジャムとアメリカの先住民族の一つであるイロコイ族を合わせた造語ですが、そんな、バンド名の由来となっているイロコイ族の旗のデザインをモチーフにしたのがこのベースです。96年以降ワーウィックからこのベースを提供されたスチュワート・ゼンダーは数々の舞台で本機を使用していたようです。本当であれば、バンドの成功とともにジャミロクワイのトレードマークとなるかもしれなかったベースですが、提供後すぐにスチュアートゼンダーはジャミロクワイを脱退。ベース自体も盗難されてしまいます。現在は所在不明とされています。ちなみに現在はワーウィックのサイトにて、同カラーのベースをオーダーすることは可能です。ワーウィックサイト

Warwick Custom Shop Signature model

2009年には待望となるスチュワートゼンダーシグネチャーモデルのベースが発売されました。Streame Stage iの仕様をもとにし、最終フレットと指板を斜めに配置し、届きやすくする。ピラミッド型をしたオリジナルのインレイを採用するなど、手の凝ったものになっています。

しかし、その後すぐに、スチュワートゼンダーはワーウィックとの契約を解除しています。一説にはこの契約がスチュワートゼンダーに印税が払われるタイプのものではなかったため、それに腹を立ててのことではないかとのこと。

Lefay  機種名不明

以下、使用している映像が残っていたものなどをまとめていきます。

2018年に投稿されたこちらの動画では、ドイツのハイエンドベースメーカーLefayのものと思しきベースを演奏しています。超高級で一台40~50万くらいから100万ぐらいするものもある模様。ちなみに、この動画では酔っぱらっているのか、少々狂気的なふるまいをするスチュワートゼンダーとそれに困らせられるホストが見られてかなり楽しい。でも、ちょっと病的。

Sandberg?プロトタイプ 

先ほどのLefayが映った動画の主のYoutuberと共演している動画です。ここでは、サンドバーグと思しき4弦のベースが映っています。

ちなみにやはり酔っぱらっているよう。ワーウィックとのエンドース契約が切れてからはこのようにいろいろな機材を使っているようです。

以降随時更新

その他海外アーティスト記事まとめはこちらです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。