ここでは、意外としられていてない、楽器を売る方法
「委託販売」
これについて、どのようなものか、またどういったメリット、デメリットがあるのかをご紹介していきます。
委託販売って何
委託販売単純に言うと、文字通り販売を委託するということです。
そんなじゃあ詳しくわかりませんので、細かく説明をすると
各種楽器販売店にこちらから、お願いし、その店頭で、ほかの商品と同じように販売をしてもらえる
そういうものなのです。
どんな仕組み
この委託販売どんな仕組みかというと
お店にもっていく前に、事前にメールや電話で相場を伺っておきましょう。
委託販売ということで、お店によって在庫の有無、専門的な知識が豊富な楽器、あまり知識がない楽器いろいろあります。
ですので、ここで大体大まかにどのくらいの値段が付くのかを確認しておくとよいでしょう。
大体の相場感覚がわかったら、気に入ったお店に楽器を持っていきましょう。
大手の店舗の場合は問題ありませんが、個人でやっているお店の場合は店主さんが不在の場合もあるので、伺う際にはあらかじめ、電話やメールで連絡をするとよいでしょう。
楽器店にもっていったら、ここでどのくらいで売りたいかこちらからお店の方に価格を提示します。
ただ、よほど状態が悪くない限りはあらかじめ聞いた相場と同じくらいの価格がいいと思います。
(状態が悪いものの委託をお願いする場合別途リペア料金がかかる場合もあります)
高く売る場合は時間がかかります。早く売りたい場合は少し安めの値段を付けるといいでしょう。
話がうまくまとまれば商談成立です。
ここまでだと、楽器屋さんが何もお金とっていませんが、楽器屋さんの方は、販売手数料という形で
おおむね販売価格の20%前後の手数料を受け取ることになります。
また、長期間店頭に置いている場合は当然メンテナンスなどの管理費用もかかる場合があります。
この辺りの違いは楽器店によって異なるかと思いますので、事前に伺っておきましょう。
メリットとデメリット
ここまで委託販売の仕組みについて触れてきましたが、では一体この委託販売という売り方どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリット
メリットは以下のようなものがあります。
・ 販売価格が高い楽器店で普通の楽器と同じように陳列されて、販売されるため、市場価格とほぼ同程度の値段で販売することができます。 買取サービスにはないメリットです。
・ プロのスタッフが対応
楽器店への委託ということで、メンテナンスから、ポップの作成、陳列とうとう完全にプロのスタッフの方の手で行われます。愛着のある楽器を安心の環境で売ることができます。
・ 保管場所に困らない
楽器店で保管をしてもらえるので、家に置いておく必要がありません。しかもきっちりと整備された環境ですからね安心です。
・ 楽器好きな人に買ってもらえる
これも非常に重要な点です。専門の楽器販売店で販売してもらえるため、比較的楽器が好きな人に楽器を買ってもらいやすい環境にあります。
思い入れの深い楽器がどこの誰ともわからない人に二束三文で買われるのは心が痛む、なんて場合も安心です。
では逆にデメリットというとどのようなものがあるでしょうか。
デメリット
デメリットは以下のようなものがあります。
・ 売れるまでに時間がかかる
これは大きなデメリットの一つでしょう。楽器店の店頭での販売ということで、売れるまでに時間がかかる場合があります。少なくとも1~2カ月はかかると思っておいた方がいいでしょう。
・ すぐには店頭に並ばないかもしれない。
楽器店では展示できる楽器の許容範囲があります。非常に人気のある楽器であったり、希少価値の高い楽器である場合はすぐに店頭に並ぶこともありますが、広く出回っている普及品の場合は店舗の在庫との兼ね合いで、店頭に並ぶまでに時間がかかる場合があります。
・ 試奏されてしまう。
これはメリットでもあり、デメリットでもあるのですが、楽器店、ご利用になった方はわかると思うのですが、楽器を購入する前に試奏をすることができます。当然、委託品も試奏されることになるでしょう。試奏による傷や汚れが付きます。
委託販売なので、お願いすれば試奏できないようにしてもらうこともできますが、試奏できない楽器は当然売れるまでに時間がかかります。
まとめ
この記事では、楽器の委託販売に関して、その仕組みやメリットデメリットをまとめて紹介しています。
以下の記事では、ニーズ別に委託販売以外の楽器を売る方法も紹介しています。